保育観が合わない…でも辞めていいの?悩んだときに読んでほしい話

保育士の働き方

保育の考え方は、人それぞれ違って当たり前。
でも、「ここで働くの、正直つらいな…」と感じる毎日を無理に続ける必要はありません。

私自身、保育士ママとして“理想の保育”と“現場のやり方”に悩んだ経験があります。

この記事では、そんな葛藤と向き合いながら気づいた
「働き方を変える勇気」についてお話します。

【保育士+2児の母 tomako】
保育の仕事は好き。
でも、わが子の『おかえり』に間に合いたい」そんな想いから、働き方を見つめなおしました。
保育士ママに向けて「無理なく続けられる働き方」を発信中。

「このやり方、本当に子どもにいいの?」と感じた瞬間

保育の仕事は好き。
子どもたちの成長に寄り添えることが、私にとってのやりがいです。

それなのに、ある時から、こんな気持ちが湧いてくるようになりました。

「その言い方、子どもはどう感じてるんだろう…?」
「もっと子ども自身の気持ちを大事にできたらいいのに」
「本当は、待ってあげたい。でも、時間に追われてしまう…」

私が大切にしたい“保育”と、職場で求められている“やり方”が、どこか噛み合わない。
そんな違和感を抱えたまま、毎日を過ごしていました。

 保育観が違うだけで、しんどさはこんなにも増える

自分の中の“保育への思い”が大きいほど、
目の前の現場とのズレは、想像以上にしんどく感じるものです。

「違うかも」と思いながらも、毎日は続いていく。

同僚に相談しても、「そんなもんだよ」と軽く流されてしまい、
共感してもらえないことが、さらに孤独感を深めていきました。

気づけば、笑顔が減っていたのは、子どもたちだけでなく、自分自身。

そして一番つらかったのは——
そのモヤモヤや疲れを、家庭にまで持ち込んでしまっていたことです。

わが子の声をゆっくり聞いてあげられなかったり、
ちょっとしたことに心がザワザワしたり。

口には出さなくても、「なんでこんなことで…」と心の中で思ってしまう自分がいて、
あとから、じわっと罪悪感が押し寄せてきます。

「保育士なのに、母親なのに…」
そんなふうに責めてしまうけど——
それは、あなたが“ちゃんと大切にしたい気持ち”を持っているからこそ。

しんどくなるのは、あなたのせいじゃない。
その職場が、あなたのやさしさを活かしきれていないだけかもしれません。

無理しなくていい。“保育士として働く場所”は選べる

保育の仕事って、本当にありがたいことに、たくさんの場所があります

でも、毎日がつらくていっぱいになっているときって、
「ここを辞めたらもう働けないかも…」
「このくらいで弱音を吐くなんて、甘えかもしれない」

そんなふうに、自分を追い詰めてしまいがちなんですよね。

でも、忘れないでほしいのは、
保育士として働く“場所”や“かたち”は、ひとつじゃないということ。

正職員だけじゃなく、パート、派遣、小規模園、認定こども園、療育施設…
最近では、保育経験を活かして在宅で子育て支援の仕事をする人も増えてきました。

「もっと子どもに寄り添いたい」
「もう少し余裕をもって働きたい」

その気持ちを、今の職場で押し殺す必要はないんです。

環境を変えることで、もう一度「保育ってやっぱり好きだな」と思えることだってある。
それは逃げじゃなく、“自分を大切にする選択”です。

まとめ|保育の考え方はそれぞれ。だからこそ、自分を大切に

保育の考え方は、人それぞれ違って当たり前

だからこそ、自分と園の保育観が合わないことがあっても、
「私が間違ってるのかな…」なんて思わなくて大丈夫です。

あなたの中にある“子どもへのやさしさ”や“こうありたい保育”は、
そのまま大切にしていい。

苦しくなる場所から離れることは、逃げではなく、
あなた自身と、大切な家族を守るための選択です。

保育士としての道は、ひとつじゃない

これからの働き方だって、もっと自分らしく選べる時代です。
「ここじゃないかも…」と思ったその気持ちを、大事にしてあげてくださいね。


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