保育の仕事が好き。
子どもと過ごす時間が、やっぱり私にはしっくりくるし、「幸せだなぁ」と感じる瞬間もたくさんあります。
でも、フルタイムで働く日々の中で、ふと立ち止まるきっかけをもらいました。
それは同僚の、何気ない一言でした。
この記事では、私の実体験を通して、“働き方の自由度”についてお話しします。
【保育士+2児の母 tomako】
「保育の仕事は好き。でも、わが子の『おかえり』に間に合いたい」
そんな想いから、働き方を見つめなおしました。
保育士ママに向けて「無理なく続けられる働き方」を発信中。
夢中で働いていた頃の私
私は幼稚園でクラス担任を持たせてもらい、日々遅くまで園に残って働いていました。
行事前は特に忙しく、壁面の準備や制作物、会議や打ち合わせ…。
「子どもたちのために」「保護者のために」と一生懸命だったけれど、体も心もいつもギリギリだった気がします。
そんなある日、小さな子どものいる同僚の先生が、ぽつりとつぶやいたんです。
「最近、子どもの寝顔しか見てないな…」
その一言が、私の胸に深く残りました。
「早く帰ってあげて…」と心の中で思うと同時に、
ふと、未来の自分の姿が重なって見えたんです。
もし私も母親になったら、同じような働き方になるのかな?
それでいいのかな…。
保育士としてのやりがいと、母親としての理想との間で、心が揺れ動いた瞬間でした。
働き方を変えようと思ったきっかけ
その後、実際に自分が母親になってみて、
「わが子と過ごす時間」は、想像以上にかけがえのないものでした。
保育の仕事も好き。
でも、夕方の「おかえり」が言える生活が、今の私にとっては何よりの幸せ。
働き方を見直す決断をしたのは、
「何かを諦めた」のではなく、「今の自分に合う形」を選び直したからでした。
「誰かと比べる働き方」じゃなく、「わたしと家族にちょうどいい働き方」が、きっと一番の正解なんだと思えるようになったんです。
今の働き方にして感じた“自由度”
いろんな働き方を経験し、今の私は、週3保育士と在宅ワーク(副業)を組み合わせた働き方をしています。
「働き方を選べる」ようになったことで、
心にも時間にも、ちょっとずつゆとりが生まれてきました。
たとえば──
- こどもの体調が悪いとき、無理せず休める
- 家族の予定を優先してシフト調整できる
- 在宅ワークの時間は、朝やすきま時間にコツコツと
- 無理のない範囲で「自分の挑戦」も続けられる
以前のように、「保育の仕事だけに全力!」という日々も充実していて素敵でした。
でも今は、「家族も大切にしながら、自分らしく働ける」この暮らしが、すごく心地よく感じています。
「そんな働き方もあるんだよ」と、過去の自分にも教えてあげたいです。
“選べる”働き方は、保育士ママの味方
保育の仕事が好き。
でも、子どもとの時間も大切にしたい。
その両方を叶えるには、「どこで・どんなふうに働くか」を見直してみるのもひとつの方法です。
自分や家族にとって「ちょうどいい」と思える働き方は、きっと誰にでも見つけられるはず。
今の私にとっては、週3保育士と副業を組み合わせることで、
保育士としてのやりがいも、母としての安心も、どちらも大切にできています。
あなたも、少しだけ視点を変えてみることで、
“もっと自分らしく働ける道”が見えてくるかもしれません。