「最近、“フリーランス保育士”って言葉を見かけるけど、どういう働き方なんだろう?」
「パートや派遣とは、何が違うの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
保育士の働き方も、少しずつ多様になってきています。
この記事では、まだあまり聞きなれない「フリーランス保育士」について、基本的な働き方や、パート・派遣保育士との違いをわかりやすくお伝えします。
【保育士+2児の母 tomako】
保育の仕事は好き。でも、わが子の『おかえり』に間に合いたい」そんな想いから、働き方を見つめなおしました。保育士ママに向けて「無理なく続けられる働き方」を発信中。
フリーランス保育士とは?
「フリーランス保育士」とは、施設に雇われて働くのではなく、自分でお仕事を受けて働くスタイルの保育士さんのことです。
パッと想像しやすい例としては、
- ベビーシッター(個人契約またはサイト経由)
- イベントやセミナーなどでの一時預かり
- 企業内の託児室での委託勤務
- 保育士向けの講座や研修の講師
などがあります。
雇用されるのではなく、「この日、この時間、○○のお仕事をお願いします」といった形で契約して働くため、個人事業主(フリーランス)として活動する人が多いのが特徴です。
【フリーランス保育士】派遣・パート保育士とどう違うの?
「じゃあ、派遣やパート保育士と何が違うの?」と思いますよね。
以下の表に、わかりやすくまとめてみました。
比較項目 | フリーランス保育士 | 派遣保育士 | パート保育士 |
雇用形態 | 自分で契約(個人事業主) | 派遣会社と雇用契約 | 園と直接契約 |
働く場所 | 自分で選ぶ・交渉 | 派遣会社が紹介 | 応募・面接で決まる |
自由度 | 高い | 中くらい | やや低め |
安定性 | 低め(自分次第) | やや安定 | 比較的安定 |
保険・保障 | 自分で用意 | 社会保険あり(条件) | 扶養内勤務も可能 |
派遣やパートは、雇用されている分、一定の安心感がありますが、勤務先や働き方の自由度には限りがあることも。
一方、フリーランスは「自由だけど、全部自分で決めて動く必要がある」という点が大きな違いです。
フリーランス保育士のメリット・デメリット
◎メリット
- 働く時間・場所を自分で選べる
→ 子どもの行事に合わせて休みを取りやすい - 自分の得意や経験を活かせる
→ 乳児保育が得意な人は0〜1歳メインの仕事など選びやすい - 収入アップの可能性もある
→ 自分で単価を設定できるケースも
△デメリット
- 収入が安定しないことも
→ 月によって差が出やすい - 契約・税金・保険など自己管理が必要
→ 最初は戸惑うかもしれないけれど、少しずつ覚えていけばOK - 自分で営業・交渉が必要な場合も
→ SNSや口コミ、紹介でつながることも増えています
フリーランス保育士はどんな人に向いている?
フリーランス保育士の働き方は、こんな人に向いています:
- 「もっと自分のペースで働きたい」
- 「子育てや家族の予定に合わせて、柔軟に働きたい」
- 「保育の経験を、園以外でも活かしてみたい」
反対に、
- 「収入の安定や保障がほしい」
- 「職場の仲間とチームで働きたい」
という人には、派遣やパートの方が安心かもしれません。
まとめ|フリーランス保育士という選択肢を知っておこう
保育士の働き方は、ひとつじゃありません。
正社員だけじゃなく、パートや派遣、そしてフリーランスという道もある。
どの働き方が“正解”ではなく、「今のあなたに合うかどうか」が大切です。
たくさんの選択肢のなかから、あなたにあった働き方をみつけられますように。